くらげなうぇぶろぐ。

freya鯖在住、プチ強い殴りアコの徒然書。
何の変哲もないWeb日記ですが、楽しんでいただければ幸いです。
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ソの気にさせるスキル。
 高テンションのおかげで疲れを感じてないくらげです。こんばんは。

 前回のエントリーで少し触れたイベント、無事終了しました。来訪人数を500で試算していたらしいのですが、初日ですでに超えてしまうという、とんでもない大盛況っぷりでした。おかげで大小いろいろと破綻が生じていたとのこと。それでも致命的な事態に陥らなかったのは、事前準備をがんばってくれた方たちのお陰だと思います。
 学会そのものはわたしの専門とはやや遠くにあるため、学会で伺った話が研究活動に直接影響を与えることはなさそうです。むしろ、伺った話が処世訓じみていたことが非常に印象に残りました。他人に行動を強いるのではなく、他人がその気になってくれるように仕向けるということは、他者と円満に生活するための一番大切なことであるように思います・・・実際には、いろいろな事情でややこしくなるのですけどね。
 何はともあれ、いくつかやりたいことや勉強したいことができました。学問の秋を迎えるに当たって、とてもいい導入になったのではないかと感じています。
 話は多少前後しますが、運営側としては個人的にいろいろあった学会でした。心を砕いてくれた先生方、手足となって働いてくれた後輩たち、そして温かい目で見守ってくれた参加者の方々に心からの感謝します。

 ・・・なんて書くと、かなりピンポイントで個人を特定されたりしないだろうかと心配してみたり。されたところで問題はないのですけどね。
 あえてひとつだけ苦言を呈するのならば・・・居住地で行われたに参加できなかったことでしょうか。お気に入りの酒蔵の祭限定酒が・・・_no


 さて、RO。
 わたしが入れない間にどえりゃーことになってたようだぎゃ。

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| しるふぃむ | 心理学 | 22:50 | comments(2) | trackbacks(0) |
幻想と現実の境界線。
 テレビのショックが大きくて、久しぶりに夜明かししてしまったくらげです。こんばんは。

 今日見たのはNHK総合のアウシュビッツ。BBCがアウシュビッツ収容所の完成60周年を記念して作成したドキュメントの邦訳版です。当初はただの政治犯収容所だったアウシュビッツが、史上最悪といわれる大量虐殺専用施設として変貌していく様子が克明に再現されています。
 為政者の狂気じみた思想もそうなのですが、ナチス構成員がそれを淡々と遂行したという事実が何より怖いです。学部生時代の講義で出てきたミルグラムの服従実験の話が頭をよぎったりしてもう大変。どう考えても非現実的なことなんだけれど、人間はそれを現実にしてしまう生き物であるという事実。ナチスの洗脳術が図抜けていたことは知られていますが、よりどころを失った人間の理性が斯くも危ういものであるという事実にはそら恐ろしさを覚えずにはいられません。

 話の内容もさることながら、BGMが非常に効果的に用いられているのが印象的。映像やナレーションとBGMがマッチしていて、非常に恐怖感があおられます。使用されているのはバロックの宗教曲と思われるものが1曲、東欧の現代曲が1曲、あとの2曲は何だろう・・・。現代曲はN饗アワーで一度聴いたことがあって、そのときは非常にいい曲だと思ったんです。それだけに、受ける印象の落差に衝撃を受けています。

 いろいろと考えさせられてしまうこの番組、5回シリーズで今週一杯放送されるとのこと。興味のある方、一度見てみてはいかがでしょうか。


| しるふぃむ | 心理学 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
ゲーム脳に踊るひとびと。
昨日放送のNNNドキュメント
各所で話題になってますね。・・・私自身は見逃してしまいました。
・・・それ系の番組にありがちな、いい加減な根拠による無責任なネット批判だったようですが。
TVというメディアは、発信内容を過度に信じ込ませる技術をもっているもの。
どんな番組だったにせよ、無批判な妄信は禁物です。

ところで、最近ときどき目にするようになったゲーム脳という言葉。
上記の番組でも使われたらしいですが、ゲームやる人なら多少は気にかけたことがあると思います。
最近では、ゲーム叩きの論拠にされてる感もあるこの現象ですが、
科学的な信頼性・妥当性はかなりあやしいです。

ゲーム脳ついては、斉藤環氏がとことん批判しておられますが、
認知心理学の知見から、ひとつ突っ込みを入れてみます。

ゲーム脳が発見された実験とは以下の通りです。
 ・ヘビーゲーマーにゲームをやらせたところ、β波の活性レベルが非常に低かった。
 ・ゲームをほとんどやらない者に同様の測定を行ったところ、β波に以上は見られなかった。
 ・β波の抑制は思考・感情などを司るとされる「前頭前野」に顕著に見られた。
以上のことから、実験者は
「ヘビーゲーマーは「人間らしい」思考活動に障害をきたす恐れがある」
ということを指摘しています。

さて、この実験結果なんですが、心理学者にとっては当たり前だったりします。
人間の思考活動には、その内容に応じて処理リソースが割り当てられます。
この処理リソース、慣れないことを行うときにはたくさん必要になりますが、
習熟していくにつれて、必要とされるリソース量は減少します。
(車の運転をしながら、同乗者と会話することを思い浮かべてみてください。)
処理リソースが活性化すると、脳内の電気活動や血行活動は促進されます。
つまり、同じ活動を行ったとしても、非熟達者のほうが脳波やトポグラフは活性化するのです。

・・・もう、お解かりですね?
 ・ヘビーユーザーはゲームに熟達していたため、リソースはほとんど必要とされなかった。
  そのため、β波の活性レベルも低く抑えられた。
 ・対して、ライトユーザーはゲームに熟達していないため、大量のリソースが必要とされた。
  そのため、β波の活性レベルは高くなった。

リソース論に基づいてしまえば、たったこれだけのことだったりします。
そして、少なくとも処理リソース論に基づく仮説を否定しない限り、
ゲームをすることが脳に有害であると結論することはできません。
ゲーム脳の人が常時β帯域の活性レベルが低いことについても同様に、
本人が意欲的に活動しているときの脳波を測定した上で、議論する必要があるでしょう。
人間は四六時中、頭の中であれこれ考えているわけではないのですから・・・。
必要がないときに、ボーッと頭を休めるのも、人間として普通の行動です(笑)。

だからといって、ゲームばっかりやるのは問題ですけどね。

今日は、ちょっと難しいお話をしてみました。
間違いやご意見などがありましたら、拍手やコメントでお願いします。
なお、処理リソース論の妥当性については、ここでの議論はご遠慮ください。
処理リソース論は、「現状の心理学において説得力が高い」とされてはいますが、
疑問視する研究者さんもいらっしゃいますし、今後ひっくり返る可能性もあります。


| しるふぃむ | 心理学 | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0) |