2005.10.10 Monday
ソの気にさせるスキル。
高テンションのおかげで疲れを感じてないくらげです。こんばんは。
前回のエントリーで少し触れたイベント、無事終了しました。来訪人数を500で試算していたらしいのですが、初日ですでに超えてしまうという、とんでもない大盛況っぷりでした。おかげで大小いろいろと破綻が生じていたとのこと。それでも致命的な事態に陥らなかったのは、事前準備をがんばってくれた方たちのお陰だと思います。 学会そのものはわたしの専門とはやや遠くにあるため、学会で伺った話が研究活動に直接影響を与えることはなさそうです。むしろ、伺った話が処世訓じみていたことが非常に印象に残りました。他人に行動を強いるのではなく、他人がその気になってくれるように仕向けるということは、他者と円満に生活するための一番大切なことであるように思います・・・実際には、いろいろな事情でややこしくなるのですけどね。 何はともあれ、いくつかやりたいことや勉強したいことができました。学問の秋を迎えるに当たって、とてもいい導入になったのではないかと感じています。 話は多少前後しますが、運営側としては個人的にいろいろあった学会でした。心を砕いてくれた先生方、手足となって働いてくれた後輩たち、そして温かい目で見守ってくれた参加者の方々に心からの感謝します。 ・・・なんて書くと、かなりピンポイントで個人を特定されたりしないだろうかと心配してみたり。されたところで問題はないのですけどね。 あえてひとつだけ苦言を呈するのならば・・・居住地で行われた祭に参加できなかったことでしょうか。お気に入りの酒蔵の祭限定酒が・・・_no さて、RO。 わたしが入れない間にどえりゃーことになってたようだぎゃ。
ご存知、ABDにはじまる一連のメンテ・鯖缶祭。某ブログが荒れたり、最悪祭に影響が出るんじゃないかと懸念されたりしています。やはりというか何と言うか、各所で癌の対策が稚拙であると、轟々たる非難が出てますね。
そういう批判をしたくなる心情は理解できるのですが、個人的には以下2点の理由で今回のユーザの反応はいただけないと感じています。 1. 責任の所在の切り分け。 癌はあくまで鯖のお守り。システム構築の主導権が重力にある以上、癌を責めたところで徒労に終わります。重力との交渉についても、問題把握から3日で対策がとられたという事実を考えれば、鯖缶祭になったという結果があるにしろ、一定以上の評価をすべきだと思います。 経済状況や普及状況、その他いろいろな状況を考えれば、日本以上にチート行為を行う旨味がある鯖はないでしょう。どうしようもないくらい過疎ってしまっている韓国開発陣には、リアリティを感じられないのも無理はありません。そんな重力開発陣に3日(実質は2日か)で対応させたのは、過去の癌には考えられない出来事。無能だなんだの言われながらも、チートに対するリアリティに乏しい韓国側の認識を変えるにいたるまで説得を続けた癌GM陣の努力には頭が下がります。 2. システム改善の流れを理解していないこと。 何か問題が起きたときに、目下最も危険なものに対策をするというのはごく当たり前のことです。 例として適切かはわかりませんが、うつ病を治療する場合を挙げてみます。 うつ病の治療を行う場合の治療の流れをおおざっぱに説明すると、症状に対する対処両方として薬物を処方し、根治を目指して心理療法を行います。この心理療法、一般的なカウンセリングにとどまらず、認知療法や行動療法などさまざまな手法が用いられます。これらの手法を用いて鬱を持続させる思考や考え方を変え、鬱の発症そのものを抑えようという考え方が、現在のうつ病治療では主流になっています。 ただし、この心理療法、うつが重篤な場合には用いることができません。患者さんにいろいろと考えてもらう必要があるため、症状が落ち着いてない人にそもそも施すことが難しいのです。つまり、症状がひどい間は対処療法を中心とし、患者が落ち着いてから根治を目指す、と。 これは何もうつ病の治療に限ったことではなく、癌などの一般的な疾患でも同じです。のみならず、システムのエラーを解消する場合でも同じことが行われます。例えば、PCがウィルスにかかってしまった場合、まずはPCをネットから隔離した(対処療法)上で、他PC経由でワクチンファイルを移植します(根治)。 何がいいたいかというと、何かエラーがあった場合、まずはエラーで引き起こされるもっとも重篤な症状に対処する必要があるだろうということ。エラーの元を断つのはそのあとでも十分なのです。 そういう視点で見ると、今回の癌の対応はまだ対処の段階を出ていません。一番重篤な穴を防いでとりあえずの対処をしたところです。アナウンスを出した以上重力にも報告は行ってるでしょうし、今後数週間かけて根治に取り組むのではないでしょうか。 これまでの癌の行動を考えればユーザの反応は理解できなくもないのですが・・・。ことあるごとに過剰な反応を示すのではなく、もう少し長い目で見たほうがいいように思います。・・・自分の精神健康のためにも、ね。 |